中頓別町長の小林生吉です。

6月から新たに町長としての公式ブログを開設させて頂きます。
どうぞ、よろしくお願い致します。 

 これまでも多くの方から中頓別町の情報発信力の弱さをご指摘頂いてきました。これを受け、今年度は公式ホームページのリニューアルに取り組むこととし、町長ブログもそのなかのひとつとして開設することにしたものです。ホームページのリニューアルはもう少し先になりますが、ブログは少し早くはじめます。

 これまでは、私個人のフェイスブックで町の情報や私自身の行動についてお伝えしてきました。
友達になって頂いている方はもちろんですが、そうではない方からも見ているよという声をかけて頂くことが多くありました。
先輩市町村長でも自ら情報発信している方は多くいますが、ブログ、フェイスブック、ツイッターなどその方法や発信の仕方、頻度などはさまざまです。どういう方法がいいのか迷いつつも、公式の発信を立ち上げることが必要と判断しました。

同時に公式のツイッターもはじめます。

 私自身は、この公式ブログで町のできごとや取り組みなどを私なりの視点からご紹介できればと考えています。また、町政の課題について論点を提起したり、私自身の考え方もお伝えできるようにしていきたいと思います。ツイッターでは、日々の行動の予定や結果をできるだけマメにつぶやき、可視性を高められるようにしたいと思います。

ツイッター  https://twitter.com/ChochoNakatomb

 中頓別町の平成29年(2017年)5月1日現在の人口は1,772人。高齢化率は38.9%となっています。
14歳以下の子どもの数は159人(9.0%)まで減り、少子高齢化が一段と進んでいることがわかります。

ちなみに、私が生まれた昭和35年(1960年)の国勢調査では人口が7,375人でした。高齢化率5.5%、14歳以下人口は2,752人(37.3%)です。57年前は、14歳以下の子どもだけで今の人口の1.5倍を超えていたわけで、この間に17分の1にまで激減したことになります。

 このことがとても大きな変化であることは間違いはありません。影響もさまざまなところに現れています。
小中学校の統廃合が進み現在は各1校、中頓別農業高校も10年ほど前に廃校となりました。

たったひとつとなった小学校では、昨年はじめて複式学級が生まれました。鉄道は廃止となり、多くの工場が閉鎖になりました。商店街には空き店舗が目立ち、お祭りや盆踊り、学校の運動会や学芸会、その他のイベントなども、かつてのような賑わいはなくなっています。

ただ、悲観ばかりをしているわけではありません。

そもそも、この町が住みにくいかというと、けっしてそうではないと思っています。
少なくとも、この町で生まれ育った私自身はとても気に入っていて、一生住み続けたいと思っています。同じような思いを抱いて、最後までこの町で暮らし続けたいという方々のために、もっと住みよく、住み続けたいと思えるまちづくりを進めていくことが大切だと思っています。

 住んでいる人にとって魅力的な町だけが、外から人を呼び込み、働きたい、暮らしたいという希望をかなえることができる町になり得ます。これからも、その思いを持ってまちづくりを進めていきたいと思います。

このブログをとおして、一人でも多くの人が中頓別の応援団になってくれる期待を持って、私なりの発信をしていきますので、よろしくお願い致します。