今日は、4月6日(金)。ふたつの春の話題をお届けします。ひとつは入学式、もうひとつは、新しいお菓子屋さんのオープンの話です。

午前10時。中頓別小学校の入学式に出席しました。新しい一年生は13人、全校生徒は65名となります。私がこの小学校に入学したのは昭和42年ですが、今の全校生徒の数とその当時の新入生の数はほぼ同じくらい。当時は小さいけれどもほかに6校の小学校が町内にありました。12年前に敏音知小学校、9年前に小頓別小学校が統合されて町の小学校がひとつになりました。これからしばらく人数の凹凸はありますが、1学年平均10名前後で推移していく見込みです。

 

午後は中頓別中学校の入学式。中頓別小学校を卒業した12名の子どものうち2人が転出、新たに2人が転入したため同数の12名が入学しました。3月に卒業生が17名いたので、在学生は36人です。中頓別中学校も私が卒業した学校ですが、卒業した48年は卒業生がまだ50名を超えていました。町内にはほかにまだ3校の中学校が残っていました。小学校同様、9年前に小頓別中学校を統合して町内1中学校となって9年です。全校生徒が40名を切ってしまいました。

数は少なくなったとはいえ、子どもは宝。むしろ少なくなったからこそ大切な宝物。こどもたちにとっても、町にとっても希望の春です。田邊教育長の口癖は「子どもは未来からの留学生」で、この子たちのために、町としてできる最大限の支援に取り組んでいかなければと決意を新たにしました。

中頓別小学校の入学式度と同じ時間、もうひとつの嬉しい春、中野商店がオープンしました。お店の前も店内も贈られたたくさんの花で飾られています。みんなの喜びの大きさであり、期待の大きさでもあります。お客さんも後を絶たず大盛況でした。買い物は妻に任せていましたが、お目当ての商品は目の前で品切れに。明日以降の楽しみに取っておくことになりました(^_^)。

中野商店の店主は、この3月まで中頓別町の地域おこし協力隊員だった中野巧都さん。22歳の独立で、昨年秋に閉店したとらや菓子店を引き継ぎ、今日、改装オープンさせました。後継者がいないまま閉店する商店が多いなか、昨年の焼肉「和」さんに続く、とっても嬉しい話題です。

これからが大変だと思いますが、頼もしい家族やたくさんの応援団が支えてくれていますし、何より本人がしっかりやり遂げてくれると信じています。とてもとても素晴らしい青年です。これからの活躍に期待したいと思います。