中頓別観光地域づくり。これまで2年以上を時間をかけて計画づくり、推進のかなめとなる組織(DMO)の在り方を検討してきました。今年は、いよいよDMOを立ち上げをめざし、前に進めていくことになります。

3月28日、フォーラムを開催。これまでの取り組みを報告するとともに、DMO組織と役割について具体的なイメージを提起しました。中頓別の場合、たくさんの人が訪れる観光地をめざしていくことは考えられません。しかし、これまで観光振興のために多くの人が思いを持って取り組んできた歴史があり、その成果として整備されてきたたくさんの資源も残されています。いま観光を考えるにあたっては、こうした歴史や現状を前向きに捉えつつ、新しい取り組みを地域づくりに生かしていくという考え方に立つことが大切だと思っています。観光振興を地域づくりに活かす、こうした基本的考え方に立って進めていこうとするのが、「中頓別観光地域づくり」です。

中頓別では、鍾乳洞、砂金掘り体験場、スキー場、遊園地、農業体験交流施設、温泉宿泊施設、オートキャンプ場、コテージ、道の駅、自然学校などがありますが、場所が離れているだけでなく運営主体も分散しています。最初からすべてを一元化することは難しいですが、これらのうちピンネシリ地区にあるもの、収益力が見込めるところをまとめていく。また、機能的なところでも、宿泊施設運営の機能、観光協会の機能、自然学校の機能、農業体験交流施設の機能をまず一つにしていく。ここをDMOのスタート地点として位置付けています。これまで作り上げてきた観光資源を磨きなおして『稼ぐ力』を引き出し、施設経営、商品開発、情報発信を高め、様々なネットワークをつなげていけるよう取り組んでいく決意です。

 

 

 

 

 

まずは、こうした考え方、今回の提起をより多くの町民に理解していただくことが大切だと考えています。これまでもフォーラムの開催、計画概要版やパンフレットの配布、広報等でお知らせしながら進めてきてはいますが、まだまだ多様な意見があるように思います。関係団体等の合意形成をしっかり図って前に進めていきたいと考えています。

パンフレットはこちらから → 中頓別町観光地域づくり推進パンフ