今年3月、宗谷町村会が㈱K.A.M rich foodsと包括連携協定を締結しました。

地区町村会を単位とする協定そのものも珍しいことですが、提携先が外食を営む民間企業というのはとても異例なことだと思います。宗谷管内は、海の幸を中心にとても恵まれた食の宝庫です。ホタテ日本一の猿払村、毛ガニ日本一の枝幸町、有名な利尻昆布があり、その他たくさんの海産物に恵まれています。農業はほとんどが酪農ですが、離島を除く7市町村でな全道の8.4%にあたる32万tを生産しています。ちなみに、中頓別は水産のない酪農の町ではありますが、生産量はもっとも低い1万7千tとなっています。

さて、㈱K.A.M rich foodsですが、北海道炭焼きイタリアン酒場炭リッチ、炭焼和酒場炭リッチ、産直北海道定食屋北海堂などの店舗のほか、知内町のかき小屋知内番屋などを指定管理者として運営しています。同社と宗谷町村会をつないだのは会長である工藤栄光豊富町長で、昨年春に枝幸町で開催された宗谷町村会臨時総会に同社の平野健太社長と、工藤町長が長く親交のあるSANWA INC.オーナーの福士豊氏をゲストに迎えて講演してもらいました。豊富町はそれ以前からのお付き合いがあったようですが、それを機に礼文町が積極的に動かれていて、すでに両町ゆかりの料理が炭リッチなどで提供されています。今年1月の宗谷町村会定期総会で包括連携協定を締結する方針を決め、冒頭に述べたとおり3月に坂本宗谷総合振興局長が立ち会いのもとで調印式が行われています。

 

 

 

 

 

 

4月9日月曜日、私は、札幌の炭リッチ総本店で平野社長と福士氏に会って話をさせて頂くことができました。残念ながら中頓別にはすぐにお店で使ってもらえるような商材がありません。率直に事情をお話させて頂いたうえで、どんな可能性が考えられるのか意見を伺っています。基本的には地元の牛乳を使ったものということで、炭リッチのメニューにあるチーズが使われている料理などをご馳走になりながら、いろいろな話を聞かせて頂くことができました。

時間はかかるかもしれませんが、関係者などと相談しながらできることを探っていきたいと思います。