4月2日月曜日。午前10時から中頓別認定こども園の入園式が行われ私も出席してお祝いの言葉を贈らせて頂きました。

こども園は、今年3月で13名が卒園、4月からは新入児9名が加わり今日現在で36名が在園することになりました。職員では前園長が副園長となり新任の園長を採用、今年度中に0歳児の入園希望者が増える見込みのため、保育士も1名増員(1名退職、2名採用)しています。

中頓別認定こども園は、北海道第1号の認定こども園です。もともと町立の保育所と幼稚園があり、子どもの数が減少することを見越して統合を決めました。町にとっては行政改革的な一面がありましたが、子どもの保育、教育の充実を図ることをめざした様々な取り組みに注力してきています。施設も統合を機に新築され、それ以来、職員たちはとても頑張ってこども園を運営してきました。高橋はるみ北海道知事も訪問してくれたことがあるくらいで、その努力は高く評価されてきています。

そのこども園にこの4月から新しい園長として相座豊氏を迎えました。相座園長は、小中学校4校での校長経験を経て3月で幌延小学校校長を最後に定年退職しています。中頓別でも敏音知小学校、中頓別小学校で教頭を務めていて、子どもや保護者からも人気があり、とても高い評価を受けていました。相座氏にはこども園のほか放課後子どもプランの充実やこども園と小中学校との連携を高めていく役割も担ってもらうことにしています。

子どもたちへの教育に対しては、3年前に迎えた田邊彰宏教育長の強い思いがあります。中頓別はこども園、小学校、中学校が各1校ずつですから、幼少中一貫教育を実現し、一人一人の個性を引き出しながらそれぞれの能力を高めていけるような環境を創れると思っています。塾のほか習い事ができる教室もない地域ゆえに、放課後や休日を含めた子どもたちの活動全体を町として考えていかなければならないという責任も感じます。田邊教育長の強いリーダーシップと相座新園長のこれまでの経験を活かして頂き、これまでこども園を引っ張ってきた職員たちと力を合わせ前進していくことを期待しています。

残雪が多いものの春らしい明るい日差しの中で行われたこども園の入園式。愛らしい子どもたちの姿に癒されました。この子どもたちを大切に育むための環境づくりに努めていきたいと思います。

さて、入園式を終えた午後。峰友地域生活安全協会長、向江中頓別駐在所長といっしょに、まもなく小学校へ入学する新一年生のお宅を訪問し、帽子とランドセルカバーを届けて回りました。町はもちろん子ども・子育て支援に力を入れていますが、町内には子どもたちの安全を守るために頑張ってくれている多くの組織や町民がいます。交通安全や防犯活動に取り組み地域生活安全協会、子ども安全パトロール隊などです。みんなで力を合わせて、子どもたちが交通事故や犯罪に巻き込まれることがないまちづくりを進めていきたいと思います。